【テニス】カルロス・アルカラスが20歳でウィンブルドン優勝! 史上最年少優勝記録は?

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Carlos Alcaraz Wimbledon
(Getty Images)

カルロス・アルカラスは才能に溢れた20歳だ。テニスの2023年ウィンブルドン男子シングルス決勝戦では同大会7回優勝のノバク・ジョコビッチという大きな壁に立ち向かうことになった。

アルカラスは2022年全米オープンで初のグランドスラム(四大大会)優勝をはたした。ジョコビッチより16歳若いアルカラスは、今年の全仏オープンでも準決勝に進出したが、そのときはこの史上最高選手に敗れた。試合の途中でアルカラスが痙攣を起こすという不運もあった。

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しかし、今回のアルカラスはウィンブルドンのセンターコートでフルセットの激闘を制し、大きな勝利を挙げた。

女子シングルス決勝戦ではノーシードのマルケタ・ボンドロウソバ(24歳)が第6シードのオンス・ジャバー(28歳)を下す番狂わせを演じた。

今年の優勝者たちはウィンブルドンの史上最年少優勝者たちに比して、どのようなランクにあるのだろうか。

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ウィンブルドン史上最年少優勝者たち

スペインの誇りであるアルカラスは、全仏オープンでの雪辱を見事にはたした。ジョコビッチに勝利して、ウィンブルドン優勝トロフィーを手にした。史上稀に見る若き優勝者である。

しかしながら、アルカラスがウィンブルドン男子シングルスの史上最年少優勝記録を樹立するには3年も遅すぎた。

そしてボンドロウソバもけっしてベテラン選手ではないが、ウィンブルドン女子シングルスの史上最年少優勝者より8歳も年上だった。

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ウィンブルドン史上最年少優勝記録を保持する選手は誰?

驚くべきごとだが、マルチナ・ヒンギスが1997年のウィンブルドンで優勝したとき、今年のアルカラスより4歳も若かった。

決勝戦で28歳のヤナ・ノボトナから逆転勝ちを収めたヒンギスはそのときまだ16歳だったのだ。この記録は未だに破られていない。

ヒンギスはダブルスでも最年少優勝記録を持っている(1996年に15歳282日で優勝)。シングルス、ダブルス、そしてミックスダブルスを合して、ウィンブルドン優勝は6回を数える。

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ウィンブルドン男子シングルスの最年少優勝記録保持者はボリス・ベッカーである。1985年に17歳で達成した。歴史上2番目に若いグランドスラム優勝者でもある。

マリア・シャラポワも17歳でウィンブルドン優勝をはたした。近代ではそれ以外に10代の優勝者は現れていない。

オープン化以前では、1887年に地元のロッティ・ドッドが15歳285日で優勝した。ドッドが73年後に死去したとき、彼女はラジオでウィンブルドン中継を聴いていたという。

グランドスラム最年少優勝者たちとアルカラス

グランドスラム大会男子シングルスでの最年少優勝記録を保持しているのはマイケル・チャンだ。アルカラスが全米オープンで作った記録はトップ10の7位に入る。

トップ5のうち4人までもが全仏オープンで優勝している。そのなかにはラファエル・ナダルの名前も含まれる。男子と女子を合わせた20人のなかで、ウィンブルドン優勝者は3人しかいない。

グランドスラム男子シングルス最年少優勝者

選手 タイトル 年齢
マイケル・チャン 1989 全仏オープン 17歳3か月17日
ボリス・ベッカー 1985 ウィンブルドン 17歳7か月15日
マッツ・ビランデル 1982 全仏オープン 17歳9か月15日
ビョルン・ボルグ 1974 全仏オープン 18歳10日
ラファエル・ナダル 2005 全仏オープン 19歳3日
ピート・サンプラス 1990 全米オープン 19歳29日
カルロス・アルカラス 2022 全米オープン 19歳4か月7日
ステファン・エドベリ 1985 全豪オープン 19歳10か月19日
カルロス・アルカラス 2023 ウィンブルドン 20歳2か月12日
レイトン・ヒューイット 2001 全米オープン 20歳6か月16日
ジョン・マッケンロー 1979 全米オープン 20歳6か月24日

グランドスラム女子シングルス最年少優勝者

選手 タイトル 年齢
マルチナ・ヒンギス 1997 全豪オープン 16歳3か月26日
モニカ・セレシュ 1990 全仏オープン 16歳6か月7日
トレーシー・オースチン 1979 全米オープン 16歳8か月28日
マルチナ・ヒンギス 1997 ウィンブルドン 16歳9か月5 日
マルチナ・ヒンギス 1997 全米オープン 16歳11か月8日
モニカ・セレシュ 1991 全豪オープン 17歳1か月24日
マリア・シャラポワ 2004 ウィンブルドン 17歳2か月14日
マルチナ・ヒンギス 1998 全豪オープン 17歳4か月1日
アランチャ・サンチェス・ビカリオ 1989 全仏オープン 17歳5か月23日
モニカ・セレシュ 1991 全仏オープン 17歳6か月6日

史上最年少の世界ランキング1位:アルカラスが男子記録保持者

アルカラスはウィンブルドンの史上最年少優勝者にはもうなれない。しかし、他の誰よりも若い年齢で世界ランキング1位に到達したという栄誉は手にしている。

2022年全米オープン男子シングルス決勝戦でアルカラスはキャスパー・ルードに勝利した。そして史上最も若い19歳130日でATPランキング1位についた。

アルカラスは全米オープンの史上最年少優勝記録も破った。それ以前の記録はレイトン・ヒューイットの20歳268日だった。

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ウィンブルドン史上最高齢優勝者は誰?

1909年にアーサー・ゴアは3回目の優勝をはたした。この英国人の記録が同大会史上最高齢優勝として残っている。オープン化以降では、ロジャー・フェデラーが2017年に35歳で優勝した記録が最高だ。もし今大会でジョコビッチが優勝していたら、フェデラーの記録を破っていたことになる。

女子では1908年に英国人のシャーロット・クーパー・シェリーが37歳で優勝した記録を持っている。オープン化以降では、女子シングルスの史上最高齢優勝者はマルチナ・ナブラチロワである。1990年に33歳で優勝している。ナブラチロワは1994年にも決勝戦まで進出したが、惜しくもコンチタ・マルティネスに敗れ、自身が持つ最高齢優勝者記録を4年更新するチャンスを逃した。

原文: Youngest Wimbledon winners in history: Did Carlos Alcaraz break the record at tennis grand slam?
翻訳:角谷剛

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著者
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Ben Miller is a content producer for The Sporting News.