【テニス】四大大会グランドスラム歴代最多優勝者一覧:史上最も多く大会を制したのは誰?

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テニスの世界四大大会を意味する『グランドスラム』のタイトルを獲得することは、すべてのテニス選手が子どもの頃に初めてラケットを振ったときからずっと夢に見る偉業である。グランドスラム大会で優勝することは極めて困難であるにもかかわらず、それを長年にわたって何回も達成してきた選手たちがいる。

とくにこの20年ほどはグランドスラムの史上最多優勝回数記録を更新する選手たちが次々と現れている。そのひとりであるロジャー・フェデラーは引退したが、2023年もこの記録を巡る戦いは続いている。

ここでは、グランドスラムの概要、歴代最多優勝者について解説する。

テニスの四大大会グランドスラムとは

テニスのグランドスラムとは、例年行われる全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、そして全米オープンの4つの大会のことだ(開催時期順)。

全仏オープンはクレイ(土)コート、ウィンブルドン選手権は芝生コート、残りの2つはハードコートで試合が行われる。

1877年に始まったウィンブルドン選手権が最も古く、全米オープンはその4年後に始まり、1891年に全仏オープン、そして1905年に全豪オープンと続いた。

グランドスラム優勝を最も多く成し遂げた選手は誰?

現在のところ、男子はノバク・ジョコビッチ、女子はマーガレット・コートがグランドスラムのシングルス部門で最多優勝回数記録を保持している。

ジョコビッチは2023年全豪オープン決勝戦でステファノス・チチパスを破って男子の歴代優勝回数トップだったナダルに並ぶと、続く6月の全仏オープンでキャスパー・ルードを破って通算23回目の優勝を果たし、単独首位に立った。

ナダルは2022年全豪オープンで優勝し、その時点でフェデラーとジョコビッチを抜いて男子シングルス部門の最多優勝回数記録者になった。ナダルはその後の全仏オープンでも優勝して通算22回の優勝とリードを広げたものの、ジョコビッチがウィンブルドン選手権に優勝して、その差を1に縮めると、2023年には全豪、全仏と連覇を果たし、ナダルから首位の座を奪った。

ジョコビッチは、2023年全豪オープンの決勝でステファノス・チチパスを破り、ナダルと並んで男子トップとなった。ウィンブルドンの決勝でカルロス・アルカラスに5セットの末に敗れた後、全米オープンではダニール・メドベージェフをストレートで下している。

これで、ジョコビッチは今年3度目のグランドスラムを達成し、コートの24回の優勝に並んだ。

通算20回の優勝を誇るフェデラーは、2022年9月のレーバーカップを最後に現役引退することを発表した。このスイスの英雄がこれ以上グランドスラム優勝回数を増やすことはもうない。ナダルも2024年に引退する可能性を口にしているため、再び首位に返り咲くことはかなり疑わしい。

男女通じて史上最多記録となる24回のグランドスラム優勝を誇るコートは、セリーナ・ウィリアムズに追いつかれそうなところであったが、現在も首位を維持している。通算23回の優勝を記録したウィリアムズは、グランドスラム決勝戦で4連敗した後に、フェデラーと同じように現役を引退してしまった。

男子シングルス部門グランドスラム歴代最多優勝回数選手

選手 優勝
回数
ノバク・ジョコビッチ 24
ラファエル・ナダル 22
ロジャー・フェデラー 20
ピート・サンプラス  14
ロイ・エマーソン 12
ロッド・レーバー 11
ビョルン・ボルグ 11
ビル・チルデン  10
ジミー・コナーズ  8
フレッド・ペリー 8
アンドレ・アガシ 8
イヴァン・レンドル 8
ケン・ローズウォール  8

*太字は現役選手

女子シングルス部門グランドスラム歴代最多優勝回数選手

選手 優勝
回数
マーガレット・コート 24
セリーナ・ウィリアムズ 23
シュテフィ・グラフ 22
ヘレン・ウィルズ 19
クリス・エバート 18
マルチナ・ナブラチロワ 18
ビリー・ジーン・キング 12
モーリーン・コノリー 9
モニカ・セレシュ 9
スザンヌ・ランラン 8
モラ・マロリー  8

グランドスラム4大会を同一年にすべて優勝した選手は誰?

本来、『グランドスラム』という言葉そのものは同一年に四大大会をすべて優勝することを指す。

1大会に優勝することだけでも十分に大変であるが、4大会連続優勝となると極めて困難だ。

アメリカ人のドン・バッジが1938年にこの年間グランドスラムを達成した史上初めての選手となった。その後この偉業を果たしたのは、男子シングルス部門ではオーストラリア人のロッド・レーバーしかいない。

女子シングルス部門ではモーリーン・コノリーが1953年に年間グランドスラムを達成した。その後にマーガレット・コートとシュテフィ・グラフが続いている。

車いすテニスの男子シングルス部門ではディラン・オルコットが2021年に年間グランドスラムを達成した最後の選手である。

Dylan Alcott

ゴールデンスラムは何を意味する? 達成した選手は誰?

年間グランドスラムでも十分に稀少であるが、さらに『ゴールデンスラム』という言葉もある。これは、グランドスラム4大会優勝に加えて同じ年のオリンピックで金メダルを獲得することを意味する。

シュテフィ・グラフが1988年に史上初めてゴールデンスラムを達成した。その後に車いすテニスのディーデ・デ・グロートとディラン・オルコットが続いている。

※当記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳:角谷剛、編集:スポーティングニュース日本版編集部

著者
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Josh is a content producer for The Sporting News Australia.