AFCアジアカップ2023準々決勝では、西アジアのイランと東アジアの日本という強豪同士の対戦が実現した。
イランは今大会ここまで無敗だ。だが、ラウンド16ではシリア相手に苦戦を強いられた。1-1のタイスコアで延長戦を終え、PK戦で5-3と勝利している。
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一方、日本はグループステージでイラクに1-2で敗れるショックを経て、ベストの調子に近づいているようだ。決勝トーナメントに入り、バーレーンに3-1で勝利。ポジティブな勢いを続けている。
ここでは、日本とイランの一戦に関するチーム情報や勝敗予想をまとめる。
日本vsイランのチーム情報
イランは大きな問題を抱えている。今大会のチーム得点王であるスター選手、ストライカーのメフディ・タレミが出場停止なのだ。
シリア戦ではPKを決めてチームに先制点をもたらしたタレミだが、後半アディショナルタイムに2枚目のイエローカードをもらって退場した。このため、サルダル・アズムンとカリム・アンサリファルドにタレミの代役となる重圧がかかるだろう。
逆に日本は三笘薫の復帰という後押しがあった。バーレーン戦で後半途中からピッチに立ち、今大会初出場を果たしている。
森保一監督はバーレーン戦で引き続き、南野拓実ではなく上田綺世をスタメンに選んだ。そして上田はチームの3点目となるゴールを決めている。
日本vsイランの勝敗予想
両チームの直接対決の戦績は非常に拮抗している。それぞれ6勝しており、引き分けが6試合だ。
最後の対戦はアジアカップ2019の準決勝。日本が後半を支配し、3-0で勝利している。
両チームとも好調にあり、イランはFIFAワールドカップ2022以降で無敗。日本も2023年から2敗しかしておらず、トルコやドイツといったチーム相手に大きな勝利を収めてきた。
予想するにはあまりに競っている2チームの対戦だ。延長戦突入、さらにはPK戦までもつれ込む可能性があることは確かだろう。
イランの注目選手
タレミというイラン最高の選手が不在なのは、日本とって幸運だ。しかし、イランにはほかにも、注意しなければ問題を引き起こしてくるような選手がたくさんいる。
アズムンは今大会ここまで2得点、2アシストを記録しており、タレミ不在の攻撃陣において鍵を握る存在となるだろう。
ブレントフォードに所属するサマン・ゴドスも中盤の重要な選手で、すべての試合で先発出場し、1アシストを記録している。彼とサイード・エザトラヒのコンビにとって、日本の遠藤航や久保建英との対戦は最大の試練となる。
守護神アリレザ・ベイランバンドもPK戦では恐ろしい存在だ。シリア戦ではビッグセーブでイランのベスト8進出に貢献した。
日本vsイランの試合情報
試合は2月3日にアル・ラーヤンのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われる。
両チームとも今大会ですでに同スタジアムでの試合を経験しており、イランは2試合とも勝利した。一方、日本はイラクに1-2で敗れている。
キックオフは日本時間の2月3日20:30だ。
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳：坂東実藍
編集：スポーティングニュース日本版編集部
