NBA

ノビツキーのドイツ代表での背番号14が永久欠番に

Author Photo
Dirk Nowitzki Germany
Getty Images

FIBAユーロバスケット2022は、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチやその他のマーベリックスの選手たちにとって、国際舞台でそれぞれの国を代表する機会となる。

そして、マーベリックスで最も偉大なひとりをたたえる機会にもなる。

大会がダーク・ノビツキーの母国で開催される中、ドイツバスケットボール連盟(DBB)は、大会初日にノビツキーの代表での背番号14を永久欠番とすることに決定した。

8月9日(日本時間10日)にDBBがリリースで発表したもので、9月1日(同2日)にケルンで開催されるユーロバスケット初日のドイツ対フランスの試合前にセレモニーが行われる。

73年のDBBの歴史で、選手の背番号が永久欠番となるのは初めてのことだ。

これにより、ノビツキーはマーベリックスでの背番号41とドイツ代表での背番号14がいずれも永久欠番化することになる。ノビツキーがNBAで背番号41を選んだのは、1998年にドラフト指名された際、背番号14(ロバート・パック)がすでに埋まっていたからだ。

ノビツキーは、声明で「DBBから連絡をもらった時はこの上なく光栄に感じました」と述べている。

「素敵なサプライズで、ケルンでのことにもう興奮しています」

「FIBAユーロバスケットのアンバサダーとして、素晴らしいチームたちのエキサイティングな試合の数々を楽しみにしています。そしてケルンとベルリンのファンがアリーナを埋め、素晴らしい雰囲気にしてくれることを願っています」

マーベリックスの背番号41の永久欠番セレモニーは1月に行われ、オールスター選出14回のノビツキーにとって感動的な場となった。彼はドイツ代表でも20年超にわたって活動している。

DBBのインゴ・バイス会長は「ふさわしい人がいるとすれば、それはダークです」と話した。

「彼は常にドイツ代表に意欲的で、153試合で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」

ノビツキーは2008年の北京オリンピックでドイツ選手団の旗手を務めた。国際舞台でも数々のハイライト場面を披露し、2006年のワールドカップではアンゴラ戦で47得点を記録。74-73でスペインを下した2005年の欧州選手権準決勝では決勝点をあげている。

バイス会長は「ダークはただ素晴らしい選手というだけではありません」と述べた。

「社会的にも熱心な家庭人として、彼はいつも社会の弱い立場の人たちを想い、常に次世代の選手たちに特別な関心を寄せてきました」

「ダークをたたえるためのふさわしい場をもうけることができ、うれしく思います」

ノビツキーは様々な栄誉と賞を手にしてきた。今後もそれは続くだろう。2024年にはネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(殿堂)入りの資格を得る。

21年にわたるNBAキャリアのすべてをマーベリックスで過ごしたノビツキーは、平均20.7得点、7.5リバウンドという記録を残した。通算3万1560得点はNBA歴代6位にランクインしている。

原文:DIRK NOWITZKI’S NO. 14 GERMAN JERSEY TO BE RETIRED(抄訳)

NBA全試合ライブ&見逃し配信 最高の瞬間を『NBA Rakuten』で

著者
Eddie Sefko, Mavs.com Photo

www.nba.com/mavericks