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NBAドラフト2023を予想する主要サイトのモックドラフトまとめ

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Victor Wembanyama, Scoot Henderson, Brandon Miller
(Getty Images)

6月22日(日本時間23日)に開催されるNBAドラフト2023を前に、主要サイトのモックドラフト(ドラフト予想)のまとめを紹介する。

この記事では、主要サイトのモックドラフトをまとめて今年のNBAドラフトがどのような展開を見せるかを予測する(最終更新日:米国東部時間6月21日午後11時54分)。

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ドラフトまで数時間となり、これが最後のまとめとなる。もちろん、これからドラフトまでの間に状況は変わる可能性があるが、現時点での10の主要サイト(リンクは記事下を参照)のモックドラフトを確認しておこう。

  • ドラフト上位にあまり変化はない。1位から3位までは、ビクター・ウェンバンヤマ、ブランドン・ミラー、スクート・ヘンダーソンの順番で指名されることになりそうだ。ただし、ヘンダーソンの獲得を狙うチームが繰り上がるか、もしくは、シャーロット・ホーネッツが意表をついてラメロ・ボールと組ませるためにヘンダーソンを指名することなない限り。
     
  • この3人の次に総意に近いのはアメン・トンプソンで、10のモックのうち8つが、彼が全体4位でヒューストン・ロケッツに行くとしている。ロケッツは、トンプソンとジェイレン・グリーンのバックコート(とジャバリ・スミスJr.とアルペレン・シェングンのフロントコート)を中心にチームを築くことができるかもしれない。
     
  • メトロポリタンズ92でウェンバンヤマのチームメイトの若き選手、ビラル・クリバリーからも目が離せない。クリバリーは先週、フランスリーグの優勝決定戦で成長したプレイを見せて株が急上昇し、現在、10のモックドラフトのうち7つでロッタリー(上位14位指名)に名前が挙がっている。

    その評判は明らかに広まりつつあり、3つのモックドラフトでは12位でオクラホマシティ・サンダーへ、『The Athletic』と『Bleacher Report』は10位でダラス・マーベリックスに行くと予想している。
     
  • ドラフト候補屈指のディフェンダーであるUCF(セントラルフロリダ大)のテイラー・ヘンドリックスは、ロッタリーのあちこちで名前を目にする選手だ。大体はロッタリーの半ばと見ているが、最高で7位(2つ)、最低でも10位(マーベリックス)で選ばれている。
     
  • ミシガン大のガードであるコービー・バフキンは前回の更新から急浮上し、現在10のモックドラフトのうち9つに登場。攻守両面で光るスキルを持ち、長さを持つこのスウィングマンは、最高で8位のワシントン・ウィザーズ(2つ)、最低でも14位のニューオーリンズ・ペリカンズ(『CBS Sports』)に名前が挙がっている。『The Athletic』は、彼がオクラホマシティ・サンダーに行くと予想する3つのモックドラフトのうちの1つで、「彼のバランスの取れたゲームは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーとジョシュ・ギディーの隣でプレイする補完的なガードとしてほぼ完璧にフィットする」としている。指名チームの範囲が広いことを考えると、間違いなく要注目の選手だ。
     
  • 評価が下がりつつあるのは、このドラフトで優秀なオンボール・ディフェンダーの1人とみなされているケンタッキー大のケイソン・ウォレスだ。『SB Nation』と『Net Scouts』は9位でユタ・ジャズに行くと見ている。2つの指名権を保持しているジャズは、彼が16位まで落ち、そこで指名できることを望んでいる可能性がある。
     
  • すべてのモックドラフトに登場したのは、ウェンバンヤマ、ミラー、ヘンダーソン、アメン・トンプソン、アサー・トンプソン、キャム・ウィットモア、ジェレス・ウォーカー、アンソニー・ブラック、ヘンドリックスの9選手だ。

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最も多い指名順位

各順位で最も予想された選手のランキングで、括弧内の数字は登場したモックドラフトの数を表す。例えば、ビクター・ウェンバンヤマは10個のモックドラフトのうち10個で1位と予想されている。

1位(スパーズ):ビクター・ウェンバンヤマ(10)
2位(ホーネッツ):ブランドン・ミラー(7)
3位(ブレイザーズ):スクート・ヘンダーソン(7)
4位(ロケッツ):アメン・トンプソン(8)
5位(ピストンズ):キャム・ウィットモア(4)
6位(マジック):アサー・トンプソン(8)
7位(ペイサーズ):ジェレス・ウォーカー(8)
8位(ウィザーズ):アンソニー・ブラック(3)
9位(ジャズ):テイラー・ヘンドリックス(5)
10位(マーベリックス):デレック・ライブリー二世(3)
11位(マジック):グレイディ・ディック(7)
12位(サンダー):コービー・バフキン、ビラル・クリバリー(3)
13位(ラプターズ):コービー・バフキン(3)
14位(ペリカンズ):ジェイレン・フッド・シフィーノ、ジョーダン・ホーキンズ(2)

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総合ポイントトップ14

各サイトの結果をまとめて数値化するため、選手がモックドラフトで1位と予想された場合には14ポイント、2位には13ポイントという形でポイントを与え、最後のロッタリーピック(14位)に1ポイントを与えた。その結果のランキングは以下の通り。

1位 ビクター・ウェンバンヤマ|サンアントニオ・スパーズ

メトロポリタンズ92(フランス)|ポジション:C|身長:7フィート4インチ(約224cm)
ステータス:インターナショナル
最も多い予想順位::1位(10)

サイズ、アスレチック、オールラウンドな才能を兼ね備え、NBAのレジェンドとなる可能性を秘めた、ここ数十年でリーグ屈指の有望株の1人。

2位 ブランドン・ミラー|シャーロット・ホーネッツ

アラバマ大|ポジション:F|身長:6フィート9インチ(約206cm)
ステータス:1年生
最も多い予想順位:2位(7)

NBAでエリートスウィングマンになれるサイズ、プレイメイキング能力、シューティングスキルを持つ。

3位 スクート・ヘンダーソン|ポートランド・トレイルブレイザーズ

Gリーグ・イグナイト|ポジション:G|身長:6フィート2インチ(約188cm)
ステータス:Gリーグ
最も多い予想順位:3位(7)

アスレチックでスピードがあり、リムに向かって豪快にフィニッシュできるポイントガード。優れたシューターであり、優秀でアクティブなディフェンダーでもある。NBAでは先発ポイントガードとして即戦力として活躍するはずだ。

4位 アメン・トンプソン|ヒューストン・ロケッツ

City Reapers|ポジション:G/F|身長:6フィート7インチ(約201cm)
ステータス:Overtime Elite
最も多い予想順位:4位(8)

自らシュートを生み出すことができ、攻守両面でインパクトを与えるアスレチック能力を持つエリートプレイメーカー。

5位 アサー・トンプソン|デトロイト・ピストンズ

City Reapers|ポジション:G/F|身長:6フィート6インチ(約198cm)
ステータス:Overtime Elite
最も多い予想順位:6位(5)

しっかりとしたハンドリングで相手を引き離すことができるため、彼の驚異的な俊敏性と運動能力がより脅威となる。

6位 ジェレス・ウォーカー|オーランド・マジック

ヒューストン大|ポジション:G|身長:6フィート7インチ(約201cm)
ステータス:1年生
最も多い予想順位:7位(8)

ディフェンスを得意とする強靭なビッグマンで、万能なプレイメーカーでありスコアラーになる素質がある。

7位 キャム・ウィットモア|インディアナ・ペイサーズ

ビラノバ大|ポジション:F|身長:6フィート6インチ(約198cm)
ステータス:1年生
最も多い予想順位:5位(4)

即座にオフェンスに貢献できる強さ、爆発力、ショットメイキング能力を持ちながら、意欲的なパサーでもあり、NBAで攻守で脅威となる高い運動能力も兼ね備えている。

8位 アンソニー・ブラック|ワシントン・ウィザーズ

アーカンソー大|ポジション:G|身長:6フィート6インチ(約198cm)
ステータス:1 年生
最も多い予想順位:6位(4)

抜群のコートビジョンとゲーム感覚を持つ無私のプレイメーカーであり、攻守両面でどのチームにも貢献できる万能ディフェンダー。

9位 テイラー・ヘンドリックス|ユタ・ジャズ

UCF|ポジション:G|身長:6フィート8インチ(約203cm)
ステータス:1年生
最も多い予想順位:9位(5)

長さがあり、身体能力の高いビッグマン。ロブをキャッチしたり、長さと跳躍力を生かして相手選手を抑えたりと、攻守でインパクトを与えるだろう。

10位 グレイディ・ディック|ダラス・マーベリックス

カンザス大|ポジション:F|身長:6フィート6インチ(約198cm)
ステータス:1 年生
最も多い予想順位:11位(7)

カッティングやオフ・ザ・ボールの動きからも得点できるドラフト屈指のシューター。ディフェンス面での懸念はあるものの努力は惜しまない。

11位 デレック・ライブリー二世|オーランド・マジック

デューク大|ポジション:C|身長:7フィート1インチ(約216cm)
ステータス:1年生
最も多い予想順位:10位(3)

ライブリーはデューク大で、その長いウィングスパンからロブのターゲットやディフェンスのアンカーになれることを証明しており、伝統的なピック&ロールのできるビッグマンとしての役割に落ち着くかもしれない。

12位 コービー・バフキン|オクラホマシティ・サンダー

ミシガン大|ポジション:G|身長:6フィート4インチ(約193cm)
ステータス:2年生
最も多い予想順位:12位(3)

バフキンは得点に特化した何でもこなせるコンボガード。ボールを保持しているときの判断力に優れ、ガードとしてはリバウンド能力が高く、サイズもあるため多用途にプレイできる。

13位 ビラル・クリバリー|トロント・ラプターズ

メトロポリタン92(フランス)|ポジション:F|身長:6フィート8インチ(約203cm)
ステータス:インターナショナル
最も多い予想順位:12位(3)

抜群の身体能力と素晴らしい跳躍力、そしてディフェンスに長けた18歳のウィング。オフェンスは未熟で、シュート力も未知数だが、積極的にカットし、リムに向かって激しく攻めることができる。

14位 ケイソン・ウォレス|ニューオーリンズ・ペリカンズ

ケンタッキー大|ポジション:G|身長:6フィート2インチ(約188cm)
ステータス:1年生
最も多い予想順位:9位(2)

パスのIQ、多彩なシューティング、ディフェンスの勘を兼ね備え、すぐにでも貢献できるポイントガード。


主要サイトのモックドラフト

ESPN.COM

1. Victor Wembanyama
2. Brandon Miller
3. Scoot Henderson
4. Amen Thompson
5. Ausar Thompson
6. Anthony Black
7. Jarace Walker
8. Cam Whitmore
9. Taylor Hendricks
10. Dereck Lively II
11. Gradey Dick
12. Bilal Coulibaly
13. Kobe Bufkin
14. Jordan Hawkins
最終更新日:6月21日

THE RINGER

1. Victor Wembanyama
2. Brandon Miller
3. Scoot Henderson
4. Amen Thompson
5. Ausar Thompson
6. Anthony Black
7. Jarace Walker
8. Kobe Bufkin
9. Cam Whitmore
10. Taylor Hendricks
11. Dereck Lively II
12. Bilal Coulibaly
13. Keyonte George
14. Noah Clowney
最終更新日:6月21日

THE ATHLETIC

1. Victor Wembanyama
2. Brandon Miller
3. Scoot Henderson
4. Amen Thompson
5. Ausar Thompson
6. Cam Whitmore
7. Jarace Walker
8. Anthony Black
9. Taylor Hendricks
10. Bilal Coulibaly
11. Gradey Dick
12. Kobe Bufkin
13. Jalen Hood-Schifino
14. Dereck Lively II
最終更新日:6月21日

YAHOO SPORTS

1. Victor Wembanyama
2. Scoot Henderson
3. Brandon Miller
4. Amen Thompson
5. Cam Whitmore
6. Ausar Thompson
7. Jarace Walker
8. Anthony Black
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11. Gradey Dick
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13. Jalen Hood-Schifino
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最終更新日:6月21日

BLEACHER REPORT

1. Victor Wembanyama
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最終更新日:6月21日

NETSCOUTS BASKETBALL

1. Victor Wembanyama
2. Scoot Henderson
3. Brandon Miller
4. Amen Thompson
5. Cam Whitmore
6. Ausar Thompson
7. Jarace Walker
8. Anthony Black
9. Cason Wallace
10. Taylor Hendricks
11. Gradey Dick
12. Kobe Bufkin
13. Bilal Coulibaly
14. Jordan Hawkins
最終更新日:6月21日

CBS SPORTS (ギャリー・パリッシュ)

1. Victor Wembanyama
2. Brandon Miller
3. Scoot Henderson
4. Cam Whitmore
5. Amen Thompson
6. Ausar Thompson
7. Jarace Walker
8. Jalen Hood-Schifino
9. Taylor Hendricks
10. Anthony Black
11. Gradey Dick
12. Bilal Coulibaly
13. Jett Howard
14. Kobe Bufkin
最終更新日:6月21日

CBS Sports (カイル・ブーン)

1. Victor Wembanyama
2. Brandon Miller
3. Scoot Henderson
4. Amen Thompson
5. Cam Whitmore
6. Anthony Black
7. Jarace Walker
8. Ausar Thompson
9. Taylor Hendricks
10. Cason Wallace
11. Jett Howard
12. Leonard Miller
13. Kobe Bufkin
14. Jalen Hood-Schifino
最終更新日:6月21日

SB NATION

1. Victor Wembanyama
2. Scoot Henderson
3. Amen Thompson
4. Brandon Miller
5. Cam Whitmore
6. Ausar Thompson
7. Jarace Walker
8. Taylor Hendricks
9. Cason Wallace
10. Anthony Black
11. Gradey Dick
12. Jett Howard
13. Dariq Whitehead
14. Brice Sensabaugh
最終更新日:6月21日

USA TODAY/FTW

1. Victor Wembanyama
2. Brandon Miller
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9. Anthony Black
10. Dereck Lively II
11. Cam Whitmore
12. Gradey Dick
13. Jordan Hawkins
14. Cason Wallace
最終更新日:6月21日

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ESPN Insider:ジョナサン・ギボニー/ジェレミー・ウー
The Ringer:ケビン・オコナー
The Athletic:サム・ベセニー
Bleacher Report:ジョナサン・ワッサーマン
Yahoo Sports:クリステン・ピーク
NetScouts Basketball:カール・バーマン
CBS Sports:カイル・ブーン、ゲイリー・パリッシュ
SB Nation:リッキー・オドーネル
USA Today / FTW:ブライアン・カルブロスキー

原文:Consensus Mock Draft: Who's gaining steam as Draft nears?
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc

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