MLB2023年オフの目玉FA選手トップ10:大谷、山本らがランクイン

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Shohei Ohtani and Yoshinobu Yamamoto
Jiji Press

大谷翔平がフリーエージェント市場の目玉であることには疑いの余地はない。

大谷は我々がこれまでに目にしてきたフリーエージェント選手のなかで最高かつユニークな存在だ。次のシーズン(そしておそらく引退するまで)を大谷がどこでプレーするかは世界的に注目される話題である。こんなことはかつて野球史にはなかった。右肘に手術を受けたことはマイナス要因にはなるだろう。それでも野球史上最大の契約を結ぶことはほぼ間違いないと見られている。楽しみなことだ。

今年のオフシーズンでは他にも有力な選手たちがフリーエージェント市場に名を連ねる。とくに先発投手のリストは充実している。スポーティングニュースではワールドシリーズ終了が近づいた時点でフリーエージェント選手の完全なリストを作成する。ここでは取り急ぎ、トップ10選手を紹介しよう。フリーエージェント期間は11月上旬に開始となる。

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1. 大谷翔平(指名打者/先発投手)

来シーズン中の年齢: 29 

選考の理由:大谷の他に目玉がいるだろうか。ユニコーン、世界的アイコン、巨大な市場価値。

移籍候補先トップ3:ドジャース、マリナーズ、メッツ 

2. 山本由伸(先発投手)

来シーズン中の年齢: 25

選考の理由:たしかに2位は高すぎるかもしれない。山本はまず日本からメジャーリーグへと海を渡らないといけない。

それでも、山本が日本で挙げてきた成績は驚異的だ。海外移籍に伴う多少のハードルは問題にはならないはずだ。たとえば、千賀滉大の日本における最後の3年間と山本の直近3年間を見比べてみよう。もちろん、千賀は山本とは異なるタイプの投手であるが、レベルを比較するには好対象であるだろう。

千賀 (年齢: 27-29)
2020: 防御率2.20、9イニング平均奪三振数 10.9、WHIP 1.176 
2021: 防御率2.67、9イニング平均奪三振数 9.4、WHIP 1.051 
2022: 防御率1.89、9イニング平均奪三振数 9.7、WHIP 1.041 

山本 (年齢: 22-24)
2021: 防御率1.39、9イニング平均奪三振数 9.6、WHIP 0.847 
2022: 防御率 1.68、9イニング平均奪三振数 9.6、WHIP 0.927 
2023: 防御率1.21 、9イニング平均奪三振数 9.1、WHIP 0.866 

千賀は今シーズン不振だったメッツにあって輝きを見せた数少ない選手のひとりだ。28試合に先発し、防御率2.96、9イニング平均奪三振数 10.8, WHIP 1.22の成績を残した。

山本をこのリストで2位に推す理由を理解してもらえるだろう。さらに驚くべきことに、山本はまだ25歳なのである。フリーエージェント市場に入る他の投手より数年は長く活躍できるはずだ。

移籍候補先トップ3:メッツ、ヤンキース、レッドソックス

3. アーロン・ノラ(先発投手)

来シーズン中の年齢: 31 

選考の理由:他の専門家の多くはノラをもう少し低く評価するだろう。素晴らしかった2022年シーズンに比べて、2023年シーズンはやや成績を落としているからだ。しかし、来年の6月に31歳になるノラは他のフリーエージェント先発投手の多くより若いか同い年だ。そしてノラの頑丈さには目を見張るものがある。2018年シーズン開幕以来、誰よりも多くの先発登板を務めてきた。この分野ではトップのゲリット・コールに7イニング少ないだけである。先発投手の投球イニング数が大きな意味を持つ現代野球において、ノラはフリーエージェント市場にいる他の先発投手のなかで群を抜いている。昨年のプレーオフでは最初の2試合は素晴らしかったが(12回2/3で自責点ゼロ)、最後の3試合は苦しんだ(13回で自責点14)。今年のプレーオフで良いパフォーマンスを発揮できれば、平凡だったレギュラーシーズンの印象を払拭できるだろう。

移籍候補先トップ3:フィリーズ、カージナルス、レッドソックス

4. ブレイク・スネル(先発投手)

来シーズン中の年齢: 31 

選考の理由:フリーエージェント期間が公式に始まる頃、スネルは2度目のサイヤング賞を受賞しているかもしれない。履歴書の大きなセールスポイントとなる。言うまでもないことだが、2023年ナショナル・リーグ・サイヤング賞の受賞者はワールドシリーズの後で発表される。もしスネルが選ばれることになれば、プレーオフ進出を逃したチームからのサイヤング受賞者という数少ないクラブの一員になる。スネルの挙げた数字は他のライバルを寄せ付けない。あるいは投げ過ぎが懸念材料になるかもしれない。成績を落とすようなことがあれば問題にされるだろう。しかし、あくまで現在においては、サイヤング賞級の活躍をしたシーズンを終え、絶好のタイミングでフリーエージェント市場に入ることになる。

移籍候補先トップ3:カージナルス、レッドソックス、ヤンキース

5. ジョシュ・ヘイダー(中継ぎ投手)

来シーズン中の年齢: 30 

選考の理由:ヘイダーは2023年シーズンに見事な復活を遂げ、球界屈指のクローザーとの評価を取り戻した。昨年はミルウォーキー・ブルワーズとサンディエゴ・パドレスでプレーし、防御率5.22だった。しかし2023年のヘイダーは圧倒的だった。防御率1.19、31セーブ(36回のセーブ機会)の成績を残したのだ。あるいはヘイダーは全盛期を過ぎてしまったかもしれない。複数イニングをまたいで投げることはなくなった。9イニング平均奪三振数もやや下降している。それでも13.8 個は抜群の数字なのだ。そしてFIPが2.39であることも、防御率の数値が不自然でないことを示している。

移籍候補先トップ3:フィラデフィリーズ、レンジャーズ、パドレス

Cody Bellinger
(Getty Images)

6. コディ・ベリンジャー(外野手)

来シーズン中の年齢: 28 

選考の理由: 復活劇と言えば、ベリンジャーのシカゴ・カブスとの契約は互いに成功した例である。ベリンジャーはロサンゼルス・ドジャースのファンには人気があったが、そこでの成績は下降気味だった。カブスに移籍してからのベリンジャーは息を吹き返し、チームの中軸として最後までプレーオフ争いに貢献した。正確には、2024年は契約に相互オプションがあるが、ベリンジャーがそれを行使することはないだろう。今シーズンの成績は26本塁打、95打点、20盗塁、134 OPS+ 、 4.1 bWARという素晴らしいものだ。獲得に乗り出すと思われるチームは多い。もちろんシカゴに残ることもできるが、オプション付き1年契約では足りないはずだ。

移籍候補先トップ3:カブス、ヤンキース、レンジャーズ 

7. エドゥアルド・ロドリゲス(先発投手)

来シーズン中の年齢: 31

選考の理由: デトロイト・タイガースは今シーズン不振にあえいだが、それはロドリゲスの責任ではない。2021年シーズン終了後にタイガースと結んだ5年総額7700万ドル(約115億5000万円)契約の2シーズン目に、この左腕は25試合に先発登板し、防御率3.40 の成績を残した。ロドリゲスはオプトアウトの権利を持っており、それを行使するであろう。タイガースと新たな契約を結び直すことも十分考えられる。この夏、ロドリゲスはロサンゼルス・ドジャースへのトレードを拒否した。自身も家族もデトロイトとチームを気に入っているのだ。

移籍候補先トップ3:タイガース、レッドソックス、フィリーズ

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8. マット・チャップマン(三塁手)

来シーズン中の年齢: 31

選考の理由:チャップマンの三塁守備は今でも名手の域に入る。しかし、打撃面ではオークランド・アスレチックス時代の数年間に比べると下降している。2018-19年、チャップマンはアメリカン・リーグMVP投票トップ7に2年連続で入った。その2年間の打撃成績は、出塁率.348、131 OPS+、そして平均本塁打数30というものだった。守備力も卓越していた。直近3年間(1年はアスレチックス、2年をトロント・ブルージェイズ)の成績は、出塁率.323、108 OPS+、2021年と2022年には27本塁打を放ったが、今年はその約半分でしかない。シーズン序盤は好調だったが(4月末までの打率が.384、OPS は1.152だった)、その後の不調ぶりはかえって目立った。シーズン最後の5か月で、チャップマンの打率はわずかに.205、出塁率は.300、OPSは .653だった。

移籍候補先トップ3:カブス、ヤンキース、ドジャース

9. ソニー・グレイ(先発投手)

来シーズン中の年齢: 34

選考の理由: グレイはこのリストで上位にいる投手たちほどの長期契約を結ぶことはできないだろう。34歳という年齢はほとんど誰よりも年上なのだ。しかし、グレイがあと2シーズンほどは活躍したとしても驚くには値しない。今シーズンはキャリア最高かもしれない好成績を残した。防御率2.80、FIP 2.85、180イニングを投げて、たったの8本しか本塁打を打たれていない。グレイの安定性も特筆されるべきだ。31回の先発登板のうち、19試合で最低6イニング以上を投げたのだ。そのなかで自責点3を越えたことは3回しかなかった。プレーオフでの活躍次第では、グレイの契約金額はさらに上がるだろう。

移籍候補先トップ3:ツインズ、カージナルス、レッドソックス

10. ジョーダン・モンゴメリー(先発投手)

来シーズン中の年齢: 31

選考の理由: テキサス・レンジャーズに移籍してから、モンゴメリーは10試合に先発登板し、そのうち7試合で最低6イニング以上を投げ、自責点は2点以下だった。そのなかには8イニング零封と2度の7イニング零封も含まれる。しかも後者の2試合はレンジャーズがアメリカン・リーグのプレーオフを争っていたライバルチームから挙げたものだ。トロント・ブルージェイズとシアトル・マリナーズである。レンジャーズがモンゴメリーに高額の5年契約を持ちかけたとしても不思議ではないだろう。しかし、他の球団にとっても魅力的であるに違いない。

移籍候補先トップ3:レンジャーズ、レッドソックス、カージナルス

原文: MLB free agents 2024: Shohei Ohtani, Yoshinobu Yamamoto lead top 10 available players
翻訳:角谷剛

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著者
Ryan Fagan Photo

Ryan Fagan, the national MLB writer for The Sporting News, has been a Baseball Hall of Fame voter since 2016. He also dabbles in college hoops and other sports. And, yeah, he has way too many junk wax baseball cards.