【速報】武尊が死闘の末に判定負け、青木はまさかの代打相手の卒業試合に快勝【ONE 165】試合経過・結果・ハイライト|1.28 有明アリーナ

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ONE 165: Superlek vs Takeru on ABEMA PPV
ONE Championship / ABEMA

ONEチャンピオンシップ、約4年ぶりの日本大会『ONE 165: スーパーレック vs. 武尊』が、1月28日、東京・有明アリーナで行われ、ONEデビューの武尊はスーパーレックにフルラウンドの死闘の末に0-3で判定負けを喫した。青木真也は急遽相手が代わったONEラストマッチでジョン・リネカーに一本勝ち。秋山成勲はミックスルールの第1Rボクシング戦でTKO負けとなった。

スポーティングニュースは、本大会の注目カードを中心にリアルタイム速報で伝えた。

リアルタイム速報・試合経過(要手動更新)

21:49 武尊にもインタビュー。「絶対勝って、世界イチを証明して、応援してくれる皆、PPVを観てくれた皆にパワーを与えたかった。限界ギリギリまでやりました。皆に武尊についてきた良かったと思って貰いたくて死ぬ気で頑張ってきたんですけど、今、地震とかあって苦しい想いししている人たちがいる。頑張ればできることを証明したかったんですけど、これ以上僕はもう身体を作れません」と号泣。
「僕を信じてついてきてくれた皆さん。ありがとうございました」と涙ながらに告げた。試合直後のテンションもあり、引退を示唆するような内容となった。

21:44 勝利者インタビューでスーパーレックは「私のスキルを日本の皆さんの前で発揮できて嬉しかった」。
3Rでの武尊の攻勢について「武尊の強さには驚かなかった。世界レベルの選手ですから」。
次戦にロッタンとの再戦か武尊との再戦からそれとも階級を上げるかについては「誰との再戦であろうとチャトリCEOの指示に従います」と返答。
5万ドルボーナスには「感謝します。ベルトを母国に持ち帰りもっと強くなります」と話すと、会場に詰めかけたタイ人ファンの歓声を浴びた。

21:40 判定はフルマークのユナニマスデシジョンでスーパーレックが防衛勝利!

21:39 最後に一発いれたい武尊だったが、スーパーレックはスリップダウン。時間切れで判定へ!

21:38 最終R開始。スーパーレックも笑みを浮かべる。距離を取りながらジャブから左ヒザ。武尊は被弾しながらも右ストレート。前に来る武尊に嫌がるスーパーレックはしっかり攻撃。

21:34 第4R開始。お互いダメージはあるが、武尊のペースか。距離を取るスーパーレックに対して、武尊は引かずにボディブロー。武尊はK-1時代を彷彿とさせる、被弾上等で笑みを浮かべての前進でプレッシャー。スーパーレックはそれに付き合わずに上手くポイントを稼いだ。

21:30 第3R開始。絶妙な距離感のスーパーレック。武尊はジャブで刻みに行くが、スーパーレックの反撃のローが重い。しかし、武尊は引かず、ボディブローからの猛ラッシュでスーパーレックからペース奪取。大歓声。

21:27 被弾を覚悟に前に出る武尊。コーナーに追い込んでパンチを振り回したが、クリーンヒットなし。3Rへ。

21:26 第2R開始。中心を取る武尊だが、スーパーレックのリーチのあるキック、鋭いジャブを被弾。武尊の顔は赤く、右腿は大きく腫れ上がる。

21:22 前に入りたい武尊だが、スーパーレックはジャブで迎撃。ローの打ち合いはそれぞれ痛み分けの印象で第1R終了。

21:21 武尊が左インローから距離感をはかる。スーパーレックはじっくり見ながらワンツーからローで強烈な破裂音。

21:19 第1Rゴング!

21:17 テンションの高い選手コール。武尊は気合ただよう表情。スーパーレックは余裕の表情。

21:12 王者スーパーレック入場。ムエタイスターらしい哀愁漂う入場曲。

21:09 武尊から入場。赤いガウン姿。ONEデビュー戦は、K-1離脱後では昨年6月24日以来、2試合目。

21:01 メインイベント(第11試合)ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ 3分5R
スーパーレック・キアトモー9 vs. 武尊
へ。

20:55 第10試合 ONEライト級サブミッション・グラップリング世界タイトルマッチ 3分3Rは、
王者ケイド・ルオトロがトミー・ランガカーにユナニマス判定勝ちで、3度目の防衛に成功。ルオトロにも5万ドルボーナス。

20:33 勝利者インタビューの青木は「(ノースカットから変更になったリネカー戦を)なんでやったかって言うと、ONEで12年間やってきて、チャトリとは友達ってこと。社員と従業員になってからは嫌いだったけど、そいつにやってくれと言われたらやるしかねだろ」と試合承諾について説明。
ラストマッチへの思いについては「(MMAを)20年やってきました。万感の想いです。一言、ありがとう。それだけです」。
5万ドルのボーナスについては「コソボだろ!」と絶叫。(盟友カシンが過去に寄付したように)コソボへの寄付を示唆し、「(お金よりも)僕がONEを愛したように、ONEも僕を愛して欲しい」と話した。

20:28 バックマウントでパウンドを連打する青木。嫌がって立ったリネカーをすかさずリアネイキドチョーク! ラストマッチの青木が1R 3:00で一本勝ちでONEラストマッチを締めた。

20:27 青木が初手からタックルでテイクダウン。リネカーは脚をからめてガードも青木は首を取りにいきながらも、トップポジションで削りに行く。リネカーは一旦抜けるも、青木は再びトップポジションに。体格差で青木が優位。

20:25 オープンウェイト契約とのアナウンス。第1Rゴング。

20:21 リネカーから入場。青木はお馴染みの「バカサバイバー」に乗ってリングへ。セコンドには盟友ケンドー・カシンの姿も。

20:19 第9試合 5分3R、青木真也 vs. ジョン・リネカーへ。ノースカット欠場の説明なし。

20:17 青木、リネカーの控室でのアップの模様。

20:16 勝利者インタビューのホルツケンは「3週間前に練習を始めた。ミックスルールはエンタメ面で楽しいのでもっとやりたい」。MMAについては「休んでからONEと話したい」とし、最後に秋山に敬意を表した。ホルツケンにもボーナス。

20:11 ホルツケンが中央取りプレッシャー。秋山はクリンチに行くが、それに合わせたホルツケンの強打がクリーンヒット。ダウンから復帰した秋山だが、続けて強打を浴び続けてグロッキー状態となりレフェリーストップ!1R 1:40でTKO決着に。

20:09 第1Rボクシングルール開始。

20:05 ホルツケンから入場。秋山は道着姿で一礼してからリングへ。グローブはOFG、第1はシューズ着用で行う模様。

20:02 第8試合 キャッチウェイト (-84.9kg) 特別ルールマッチ 3分3R、秋山成勲 vs. ニキー・ホルツケンへ。控室では道着姿でアップする姿。

19:58 第7試合 キャッチウェイト (-70.9kg) キックボクシングマッチ 3分3Rは、マラット・グレゴリアンがシッティチャイ・シッソンピーノンに3R 1:20、KO勝ち。第2Rのヒザで流れを変えたグレゴリアンがレジェンド同士の6度目の宿敵対決を制した。5万ドルのボーナスも獲得。

19:37 青木がリネカー戦への変更を了承したと場内でもアナウンス。番組情報によると、前日時点で予備計量を済ませていたとのこと。

19:31 第6試合 フェザー級MMAマッチ 5分3Rは、ゲイリー・トノンが鮮やかな入りのリアネイキドチョークでマーティン・ニューイェンに1R 4:41、一本勝ち!

19:30 青木真也の対戦相手が、急遽、ノースカットからジョン・リネカーに変更のアナウンス。リネカーも元UFC出身で、アメリカントップチームの一員として、グスタボ・バラートに帯同していた?

19:20 このあとの第6〜7試合は結果速報のみとなります。

19:18 三浦がユナニマス判定で勝利も大泣き。負けた平田は判定を聞いて拍手。三浦とハグをかわすと笑顔でリングを降りた。

19:17 膠着が続いたことでブレイク。三浦がタックルでテイクダウン。平田は首を取り切れず。三浦陣営から「取りに行け」の声も上がるが、塩漬けが続く状況。平田はようやく首を掴むも時間切れ。

19:13 第3R開始。三浦はやはりコーナーに押し込み、肘で削りに行く。平田は体勢を変えたいが、首を守るのが精一杯。

19:10 三浦がバックを取りテイクダウン。サイドから首筋に肘。平田は防戦一方。三浦の組技力が優る。第2R終了。

19:07 第2R開始。1R同様、三浦が体術で平田を塩漬けに。平田はヒザなど入れるが効果は薄い。

19:05 第1R終了。三浦が優勢の印象で第2Rへ。

19:04 三浦がグラップリングで試合ペースをコントロール。バックチョークを狙うが露骨過ぎるかポジションパスできない。

19:02 三浦が立ち上がりからのタックルでコーナー際へ。グローブをつかんだ三浦に注意。平田は左ストレート、ヒザと的確な打撃。

18:59 第1Rゴング。

18:56 平田の入場。こちらもおなじみのコーンロウ姿。セコンドには番組解説の大沢ケンジの姿。

18:54 三浦から入場。エントランスランプで観客と手をふれあいながらリングへ。キャップを脱ぐと金髪のコーンロウ。

18:53 第5試合 アトム級MMAマッチ 5分3R、平田樹 vs. 三浦彩佳へ。

18:48 メインカード(PPV枠)スタートに合わせ、オープニングセレモニー。第6試合以降の出場者がステージに登場。武尊に大きな歓声。

18:43 第4試合 フライ級MMAマッチ 5分3Rは、若松佑弥がダニー・キンガッドに終始優勢に進め、ユナニマス判定勝ち。日本人勢がようやく今大会初勝利。

18:19 第3試合 ヘビー級キックボクシングマッチ 3分3Rは、ラーデ・オパチッチがイラジ・アジズプールにユナニマス判定勝ち。

18:01 進行の遅れもあり、この時点でスーパーレック vs. 武尊は21:30開始見込み

17:58 第2試合 ストロー級MMAマッチ 5分3Rは、ボカン・マスンヤネが山北渓人にユナニマス判定で勝利。

17:33 第1試合 ストロー級MMAマッチ 5分3Rは、グスタボ・バラートが箕輪ひろばにスプリット判定勝ち。

  • ONE 165 タイムテーブル
    • プレリムマッチ:17:00スタート
    • 平田 vs. 三浦:18:30 19:00頃開始見込み
    • 秋山 vs. ホルツケン:19:30 20:00頃開始見込み
    • 青木 vs. ノースカット:19:50 20:20頃開始見込み
    • スーパーレック vs. 武尊:21:00 21:30頃開始見込み
      ※上記すべて大会進行や試合展開によって前後する可能性あり

見どころ

1月28日、有明アリーナ。K-1史上初の3階級制覇王者の武尊が、ONEチャンピオンシップでの待望のデビュー戦でいきなり最大の試練を迎える。

当初はかねてから熱望していたロッタン・ジットムアンノンとの対決が実現するはずだったが、ロッタンの負傷欠場により、もうひとりのムエタイスター、スーパーレック・キアトモー9のONEフライ級キックボクシング世界王座に挑むことになった。9月のロッタン戦での判定勝利は物議を醸したものの、スーパーレックが武尊にとって最強の相手のひとりであることには変わりがない。

武尊は「どっちかが倒れるような試合になる。必ずスーパーレック選手をKOして、ベルトを巻きたい」と意気込む。27日の公開計量後には、額を突き合わせる超至近距離フェイスオフで火花を散らした。

また、日本MMA最盛期から活躍する青木真也が、40歳になった今、第一線を引くという意志のもと、ONEでのラストマッチに臨む。過去に対戦が流れていたセージ・ノースカットが相手となるが、元UFC戦士にかつての強さを見せられるのか。青木真也自身が望む「青木真也」として有終の美を飾れるのか。今大会の裏メインは見逃せない。

対照的に48歳でもまだまだ現役の秋山成勲は、元GLORYウェルター級王者ニキー・ホルツケンと、第1Rをボクシング・第2Rはムエタイ・第3RにMMAのミックスルールで戦う。立技ルール続きでホルツケン優位だが、秋山は最終Rまで凌いで勝利をつかむか、見ものとなる。

メインカードのオープニングマッチを飾る日本人女子格闘家対決も注目。これまでストロー級で戦ってきた三浦彩佳が、アトム級に下げて仕切り直しをはかる。対する平田樹は減量苦が試合にも影響し、あとがない状況。お互いにONEでの生き残りを賭けて戦う。

試合概要(日程・対戦カード)

  • 大会名:ONE 165: スーパーレック vs. 武尊
  • メインイベント:ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ 3分5ラウンド
    • スーパーレック・キアトモー9(タイ) vs. 武尊(日本)
  • 試合開始時刻:2024年1月28日(日) 21:00想定
    • ※イベント開始時間からの想定。判明次第記載予定
    • ※上記の時間等は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
  • 会場:有明アリーナ(東京都江東区)

放送予定(テレビ中継・インターネット配信)

この試合は、『ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマペイパービューオンラインライブ)』にて完全独占生中継される。大会PPVチケット(税込5500円のみ)には見逃し配信を含み、追いかけ再生にも対応。

さらに現在キャッシュバックキャンペーンが実施中(~2月11日13:00まで)で、期間中ABEMAプレミアムに新規登録(14日間の無料トライアル含む)し、大会PPVチケットを購入すると2000円のキャッシュバックが受けられる(条件等、詳しくは配信ページ参照)。

ABEMAプライム会員なら、各ジャンルの限定番組(スポーツの場合は限定試合や見逃し配信)が視聴可能となり、無料番組も広告なしになるなどコンテンツ・機能面ともにリッチな体験ができる。

無料視聴やその他の放送配信プラットフォームについて

『ONE 165: スーパーレック vs. 武尊』はPPV配信となるため、メインカードの無料視聴はできないが、前座4試合(箕輪ひろば vs. グスタボ・バラー、ボカン・マスンヤネ vs. 山北渓人、ラーデ・オパチッチ vs. イラジ・アジズプール、ダニー・キンガッド vs. 若松佑弥)は、ABEMA格闘およびONE公式YouTubeチャンネルで当日、16:00から無料ライブ配信される。PPVは前座試合もすべて中継される。

また、地上波・BS(WOWOW)・CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。

放送・配信チャンネル

  • テレビ地上波:なし
  • テレビBS/CS:なし
  • ネット:ABEMA PPV ONLINE LIVE

中継配信日時

  • 配信開始:2024年1月28日(日)13:00~
    • 大会特別事前番組:16:00〜
    • 大会開演:17:00〜
  • 見逃し視聴:配信終了後~ 2月11日(日)23:59

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

『ONE 165: スーパーレック vs. 武尊』全対戦カード

  • メインイベント(第11試合)ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ 3分5R
    • スーパーレック・キアトモー9 vs. 武尊
  • コーメイン(第10試合)ONEライト級サブミッション・グラップリング世界タイトルマッチ 3分3R
    • ケイド・ルオトロ(王者) vs. トミー・ランガカー
  • 第9試合 ライト級MMAマッチ 5分3R
    • 青木真也 vs. セージ・ノースカット
  • 第8試合 キャッチウェイト (-84.9kg) 特別ルールマッチ 3分3R
    • 秋山成勲 vs. ニキー・ホルツケン
  • 第7試合 キャッチウェイト (-70.9kg) キックボクシングマッチ 3分3R
    • マラット・グレゴリアン vs. シッティチャイ・シッソンピーノン
  • 第6試合 フェザー級MMAマッチ 5分3R
    • ゲイリー・トノン vs. マーティン・ニューイェン
  • 第5試合 アトム級MMAマッチ 5分3R
    • 平田樹 vs. 三浦彩佳
  • 第4試合 フライ級MMAマッチ 5分3R
    • 若松佑弥 vs. ダニー・キンガッド
  • 第3試合 ヘビー級キックボクシングマッチ 3分3R
    • ラーデ・オパチッチ vs. イラジ・アジズプール
  • 第2試合 ストロー級MMAマッチ 5分3R
    • ボカン・マスンヤネ vs. 山北渓人
  • 第1試合 ストロー級MMAマッチ 5分3R
    • 箕輪ひろば vs. グスタボ・バラート

著者
神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。