大阪杯2024の見どころ・予想|本命はタスティエーラ、対抗はソールオリエンス

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Horse Racing Osaka Hai 2023
(Jiji Press)

春の中距離王を決める大阪杯(G1/芝2000m)が3月31日に阪神競馬場で行われる。一線級の馬たちが海外遠征している中、覇権争いが注目される。

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今年の大阪杯は、昨年の有馬記念を制したドウデュース、牝馬3冠のリバティアイランド、2022年に桜花賞とオークスを勝ったスターズオンアース、2023年の天皇賞(春)を勝利したジャスティンパレスなどが日本時間30日に行われるドバイワールドカップデーに出走するため不在。圧倒的な一番人気が見当たらず、難解なレースとなりそうだ。

その中で本命に推したいのがタスティエーラ。3歳だった昨年は日本ダービーを勝つなど、クラシック戦線で活躍。初めての古馬との対戦となった暮れの有馬記念では6着に敗れたが、ハイレベルだった有馬記念の1~5着馬が今回は不在。力関係で見れば、このメンバーでは最上位だろう。

対抗にはソールオリエンスをピックアップする。昨年の皐月賞馬はクラシック戦線でタスティエーラと接戦を演じ、有馬記念ではタスティエーラの後塵を拝して8着に終わった。タスティエーラとの直接対決は1勝3敗だが、中山記念を1回たたいての出走は休養明けのタスティエーラより分があるかもしれない。

3番手はスタニングローズを推す。ここ3戦は勝ち星に恵まれていないが、一昨年の秋華賞では今回のドバイ遠征組のスターズオンアース、ナミュールを下して制覇した実績を持つ。2023年5月のヴィクトリアマイル以来の実戦となるが、2戦2勝の舞台で復活することを期待する。

以降は、ドゥラメンテと同血の超良血馬ローシャムパーク、一昨年の皐月賞では世界最強馬イクイノックスに土をつけたジオグリフに印を打つ。

◎タスティエーラ

〇ソールオリエンス

▲スタニングローズ

△ローシャムパーク

△ジオグリフ

大阪杯2024概要

  • レース名(グレード):第68回大阪杯(G1)
  • 開催:2回阪神4日
  • 開催日:2024年3月31日(日)
  • 発走時刻:15:40
  • 競馬場:阪神競馬場(兵庫県宝塚市)
  • 距離:芝2000m
  • 条件:定量・4歳以上オープン

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大阪杯2024登録馬一覧(3月17日発表)

枠・馬番/馬名/性齢/負担重量/騎手/厩舎

  • 1・1ミッキーゴージャス/牝4/56.0/M.デムーロ/安田翔伍(栗東)
  • 1・2ローシャムパーク/牡5/58.0/戸崎圭太/田中博康(美浦)
  • 2・3/タスティエーラ/牡4/58.0/松山弘平/堀宣行(美浦)
  • 2・4/ハヤヤッコ/牡8/58.0/幸英明/国枝栄(美浦)
  • 3・5スタニングローズ/牝5/56.0/西村淳也/高野友和(栗東)
  • 3・6ジオグリフ/牡5/58.0/北村宏司/木村哲也(美浦)
  • 4・7/ハーパー/牝4/56.0/岩田望来/友道康夫(栗東)
  • 4・8/プラダリア/牡5/58.0/池添謙一/池添学(栗東)
  • 5・9/ステラヴェローチェ/牡6/58.0/酒井学/須貝尚介(栗東)
  • 5・10/ソールオリエンス/牡4/58.0/横山武史/手塚貴久(美浦)
  • 6・11/ベラジオオペラ/牡4/58.0/横山和生/上村洋行(栗東)
  • 6・12/キラーアビリティ/牡5/58.0/北村友一/斉藤崇史(栗東)
  • 7・13/ルージュエヴァイユ/牝5/56.0/菅原明良/黒岩陽一(美浦)
  • 7・14/エピファニー/牡5/58.0/杉原誠人/宮田敬介(美浦)
  • 8・15/リカンカブール/牡5/58.0/津村明秀/田中克典(栗東)
  • 8・16/カテドラル/牡8/58.0/藤岡康太/池添学(栗東)

著者
一野洋 Hiroshi Ichino Photo

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター